これはおもしろい!大奥づとめ-よろずおつとめ申し候

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これはおもしろい!大奥づとめ-よろずおつとめ申し候

永井 紗耶子さんの書かれた、大奥づとめ-よろずおつとめ申し候 読みました。

永井 紗耶子さんは、新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍されている方です。

2010(平成22)年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビューしました。

他の著書に、2020(令和2)年、細谷正充賞と、本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞した『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』をはじめ、『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『帝都東京華族少女』『横濱王』『広岡浅子という生き方』などがあります。

今回読ませていただいた、大奥づとめ、とても面白かったです。

大奥について何の知識もなく読み始めました。

女性同士の争いなどがメインなのかと思いましたが、笑いあり、前向きで楽しく、また時には感動して、読むことができました。

やり取り一つ一つ洒落が効いていて、感心させられました。

また、当時の時代背景なども詳しく描かれていて、勉強になったような気がします。

大奥に勤めるとはどういうことか?

当時の女性の立場がどういったものか?

もちろん、大奥がどのようなところかも、ほとんど知らなかったので、「へぇ!」、「そうなのか!」と好奇心をそそられました。

大奥とは当時の女性の働く生き方の一つですね!

上様の寵愛こそすべて、とは考えなかった女性たちがいた。御手つきとは違い、昼間の仕事に励んだ「お清」の女中たち。努力と才覚で働く彼女たちにも、人知れず悩みはあって……。里に帰れぬ事情がある文書係の女、お洒落が苦手なのに衣装係になった女、大柄というだけで生き辛い女、負けるわけにはいかぬが口癖の女。涙も口惜しさも強さに変えて、潑剌と自分らしく生きた女たちを描く傑作。

ここからは、ネタバレです。

読まれた方、一緒に再読しましょう!

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結衣ーお利久(ネタバレ)

時は、江戸時代のまっただなかです。

徳川 家斉とくがわ いえなり)が、江戸幕府の第11代征夷大将軍(在任:1787年 – 1837年)で、大奥には側室が20人とも40人とも言われていたそうです。

子供の数も50人くらいだったようです。

大奥には、将軍の側室だけではなく、それをとりまく女性で1000人近かったそうです。

大奥に入ると新たに名前をつけられるそうです。

結衣は、「お利久(おりく)」という名前になりました。

将軍のお手つきとなり子供が産まれるのが、大奥での成功の一つですが、中にはお手付きになるのを断る方もいたそうです。

お手つきになった中臈(大奥の女官)のことを汚れた方と呼ぶ習わしもあったそうです。

大奥で一番力があるのは、御台様(将軍の奥さん)で、御台様からするとお手つき女中は、好ましいものではないとのことです。

そして、手のついてない女中を「お清」とも言われます。

すでに、いろいろ学んだ気がします!

徳川 家斉は、「オットセイ将軍」と呼ばれるほど好色で、飽きっぽいのも事実、一度声がかかっただけの女中も多かったそうです。

オットセイ将軍とはどんなんでしょうか??

なぜ好色のことをオットセイと呼ぶのでしょうか??

なんでも精力を維持するために「オットセイの粉末」を服用していたことから、「オットセイ将軍」と呼ばれていたようです。

そんな大奥ですが、女性だけなので力仕事も水仕事も全て女性が行うことになります。

結衣は、御家人(武家)の長女で、一般的には婿をとり、家を継ぐようですが、大奥に来ることになりました。

大奥に来る前、知らない間に許嫁がいて、驚いたようですが、従うしかなかったようです。

当時の結婚感や女性の立場が垣間見えます。

どんな人か期待するも、がっかりする結果でした。

大人しくて良い人と評判だった許嫁でしたが、実は女性など立場が弱い人には横柄で化けの皮がはがれていきます。

結婚を翌月に控えたある夜に、突然おそわれた結衣は、許嫁を蹴り上げ、竿で打ちつけます。

そして、勢いで「大奥へいく」ことが決まったのでした。

スカッとする場面でした^^

そして、結衣は、大奥の中でも「お清」として出世の道をいくときめました。

今まで、一通りのことを習ってきていた結衣は、お琴を仕事とすることになりました。

御台様を楽しませるのも大奥での仕事の一つとのことです。

大奥でもいろいろな生き方ができたんですね!

むしろ江戸時代の女性としては、外よりも自由だったのかもしれません。

そして、御台様の大奥での立場はすごい!

結衣は、お琴を仕事としますが、周りには、お琴の上手な人だらけ、自信もなくなり、つらくなっていきます。

現代の仕事も周りと比べてつらくなることありますね。。

結衣は、3年経って一度、里帰りをしました。

御年寄様(上司みたいな人)が、大奥で勤めてるのだからときれいな服を用意してくれます。

なかなか粋ですね。

結衣は、許嫁を蹴りたおしてしまったことを気にしていました。

しかし、父も妹も心のなかでは、反対だったようで、うまくいかなかったことが、良かったことだと思っていたと知ります。

反面、家族との絆が細くなるのを感じながら、家族を捨てて行った大奥での生活を飾って語ります。

そして、また、大奥で出世することを決意するのでした。

大奥に戻ってから、がむしゃらに努力を重ねますが、気が焦っている感じでした。

そんなある日、御祐筆(書物担当する部屋)のお藤様に出会うことになります。

何もかも見抜かれているような感じです。

御次(歌や音楽担当の部屋)で出世しているものは、宴を楽しんでいる人だということに気付かされます。

結衣は、楽しんだことがありませんでした。

それは、性にあってないことなのだと。

仕事も楽しんだもの勝ちですかね!

そして、御祐筆(書を担当する部屋)が合ってるのではないかと勧められます。

御祐筆では、よく手紙を書くことがありました。

その最後には、決まって「めでたくかしく」と書かれるそうです。

これは、相手を称え、畏れるということです。

お藤様からするとそれは、大奥での生き方にも似てるものがあるそうです。

己の道を貫くならば、尚のこと他を認め、畏れ敬うことが肝要と、私は思う

お藤様

実は、このお藤様、上様(家斉)の申し出を過去に断った強者でした。

結衣は、このお藤様のもと、楽しいと感じながら、仕事ができるようになりました。

よかったです。

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お染ーお松(ネタバレ)

お染は自分の名前は、色鮮やかな感じで、実際の自分の性格とはあってないと感じています。

奥で務めていた叔母の後継として、奥に入ることになります。

奥に入ると名前をもらいます。

お染めは、お松という名前をいただきました。

お松というのは、叔母の大奥での名前で、名前も引き継ぐこととなったのです。

は、「色無草」とされているそうです。

季節を経ても色が変わらないで、花も実も目立たないからです。

お染めは、お松という名前をもらって、自分に合っていると、しっくりしたようです。

4年目に叔母の務めていた呉服の間の女中となりました。

早い感じで出世してきたお染めですが、ここで戸惑うことになります。

服のいい、悪いがよくわからないのです。

そして、よくわからない不安な気持ちのまま、御方様の正月の打掛を担当することになりました。

呉服屋、笠木屋の女将の千紗とタッグを組むことになりました。

何を聞かれてもわかりません。

千紗の言うことになんとなく相槌をうつのが精一杯な感じです。

お染めが、服に関心を示さなくなったのは、実家での立場が原因でした。

母は、父の2人目の奥さんで、姑とうまくいかず、目立たないように暮らしていたのです。

いい服を着て目立つことのないようにして、次第に関心もなくなりました。

身を隠し、目立たず、口答えをしない、従うことを母から学んだそうです。

つらい立場だなぁ〜

千紗は、笠木屋に嫁いだのですが、は、実はお染めの叔母とタッグを組んでいました。

そんな2人のやりとりを見ていた千紗は、立場の違う女性の絆に胸を熱くしていました。

それが、タッグを組むお染めとのやり取りにがっかりしています。

意を決したお染めは、千紗に指導をお願いします。

そして、千紗の提案で、勉強のためにお芝居を見に行き、役者の一人の粂三郎に目を輝かせます。

粂三郎に勉強のため、指導を受けるために会いたいと言うお染めですが、男として恋したと勘違いした千紗と粂三郎は、ドギマギします。

軸のずれたやり取りが面白かったです。

また、お染めの何が何でも役割をやり遂げようとする気持ちが伝わってきます。

実際に粂三郎から指南を受けることになりますが、普段から来てるものがチグハグなお染めに、先が思いやられそうです。

粂三郎に言わせると衣装で、己のうちの何を見せるかが変わるとのことです。

まず、自分の何を見て欲しいかを考えるのです。

なるほど、服をそのような観点で考えたことはありませんでした。

お染めは、粂三郎と話すことで、衣装に対する理解を深め、霧が晴れたようです。

御方様に合った打掛を選ぶため、御方様をよく知るよう努め、考えました。

そして、「大儀であった」と役割をなしとげることができました。

お染めが、色無草と考えていたお松は、色を変えぬからこそ変わらぬ忠義を示し、門松のように神がおりるとされ、とても尊いのだと千紗から諭されます。

お染め、千紗、粂三郎の3人が、立場は違っても切磋琢磨していく姿に気持ちよさを覚え、また、感動する章でした。

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登勢ー玉鬘(ネタバレ)

登勢は、大柄な女性で、見た目もよくはなく、嫁のもらい手がいませんでした。

商人の「大奥に向いている」という言葉を父が真に受け、大奥入りが決まってしまいました。

登勢の役割は、御末というもので、いわゆる掃除、洗濯、水仕事などです。

力仕事においては、登勢のような大柄な女性が重宝されたようです。

それでも、仕事はハードだったようで、務めてからしばらくは、体のあちこちが痛むほどでした。

御末で、夕顔さんという、上様にお声がかかるのを待っている女性がいました。

夕顔さんはパッとしない見た目ですが、催し物の際には、特殊なメイクで上様の目に止まろうと必死です。

そのことを周りも上様も知っていて、笑いのネタとされたりもしています。

登勢は、そんなやりとりを見て、夕顔さんがバカにされてるようで、嫌な気持ちでした。

しかし、夕顔さんの振る舞いには、理由がありました。

貧しい武家に生まれ、苦労をしていましたが、美しかった姉がいて、父が大奥へ入れようと考えていました。

上様の御手付きとなって縁続きになることも視野に入れていたでしょう。

大奥に入る話が整ったのですが、体の弱かった姉は亡くなってしまいました。

父の落胆を見た夕顔さんは、自分が奥へいくと名乗り出ました。

大奥へ入ると姉よりも美しい人で溢れて、困った夕顔さんは、特殊なメイクをすることにしました。

諦めるわけには参りません。私は、姉の代わりに参ったのです。父の望みを託されているのですから、おいそれと引くわけにはいかぬのです。

夕顔さん

熱いですね!引くわけにはいきません!

心揺さぶられた登勢は、自分に自身を持ち、丸めてた背を伸ばすようになります。

1年経って縁談のために里下りをすることになりました。

奥勤めをすると泊がついて、縁談のチャンスも増えるそうです。

縁談の話を聞いて、着物や簪など応援の品が届きます。

呉服の間のお松(お染)さんも色を合わせに来てくれました^^

里に変えると見違えた姿に、バカにしていた兄も相当驚いたようです。

そして、縁談もうまくまとまりました。

よかったです^^

夕顔さんも明るい人が欲しいという部屋があって、出世することになります。

最後に、夕顔さんと話す場面で、縁談が決まったもののまだ不安の残る登勢に言った夕顔さんの言葉には、考えさせられました。

どうせ人の心など見えぬのです。見えぬ人の心の中を、悪い思いだと勝手に推察したところで、何の得にもなりますまい。それならば、良い思いを持っているのだと信じたほうが幸せでしょう。

夕顔さん

大奥ではないですが、僕たちの生活でも良い思いを持ってるのだと思うことで生活が随分前向きになるのではないでしょうか?

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お芳ーお克(ネタバレ)

お克は、御手付きも里に帰ることも考えていません。

ただ、出世のみを考えていました。

そんなお克に、表使という役につけるチャンスが出てきました。

表使は、大奥で唯一、表の殿方話し、交渉をする役割を担っています。

御祐筆のお藤様の推薦で、お克は、表使候補として名を挙げることとなりました。

候補は、もう一人いて、それぞれ、表使として課題を与えられました。

お克は、御年寄様の姪を上様にお引き合わせするための衣装の支度金を都合したいというものでした。

実際、御年寄様の姪子を見に行ったお克ですが、釈然としません。

上様のお目に止まるようには、思えるレベルではなかったのです。

そして、話し合いの当日、2つの課題とも失敗に終わります。

2つとも御年寄様のわがままだという結果です。

負けず嫌いなお克は、つい御年寄様のわがままであるが、しょうがないと言い放ってしまいます。

お克は、賢く、記憶力のいい娘でした。

兄が、父の出した問題に答えられなかったのを見て、褒められたいために兄に耳打ちしたことで、怒られます。

兄の顔は真っ赤で、父は、茶をお克にかけ、大声で怒鳴りました。

そして、刀を抜いた父を見て、お克は、腰を抜かします。

男性と女性の差がある時代ですね。

お克の心は縮こまり身動きがとれなくなり、無口になっていきました。

そんなお克に、母は、奥女中のお鈴様を紹介します。

お鈴様も賢い女性は生きにくいと感じていたようです。

そして、大奥では、女性が学べ、賢いことで出世ができると大奥を勧められました。

そんな女性達が、活躍できる大奥は、当時の女性にとってやりがいのある環境だと改めて感じました。

母も悩んでいたことがあったようです。

そして、母からも、賢いのだから大奥の重役になれると励まされます。

それ以来、出世を心の支えとして、負けられないと考えているのでした。

2日たって、現在の表使の初瀬様から呼び出されます。

お克は、なんと合格でした。

よかったです!

表使として、御年寄様のわがままは、通さないのが正解でした。

ただし、それを自分の目で確認して判断する必要があります。

また、言い分はよかったが、言い方はだめで、しばらく教育が必要そうです^^;

初瀬様が、言うには、厳しいことを言うときは、笑顔で声を低く、口調は柔らかくして、相手が言い分を通してくれたら大仰に高い声で褒めるのがよいようです!

弱そうな初瀬様が、実はやり手で見応えがありました。

母と娘の絆に感動する、そして、仕事に励むお克を応援したくなる、いい章でした。

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三津江(ネタバレ)

三津江は、奥女中でなく、狂言師の方で、大奥に指導する話です。

天下一の舞の名手の女弟子です。

三津江も女性としては、天下一と言われています。

大奥では、見た目の面白いお正様美しいお美乃様が、宴で芸を披露するのを手助けします。

六歌仙容彩という劇の中の喜撰という面白い部分を演じたいとのことです。

法師役が、美しい茶汲みの女性に一目惚れして舞い踊るもようを面白く演じる部分です。

そして、想像とは逆に、お正様がお茶汲みお美乃様が坊主を演じるというのです。

面白そうな展開ですね!

お正様とのやりとりで三津江のリアクションも、都度面白くて笑ってしまいます。

法師役を面白く演じるのは、なかなか難しいようで、三津江も演じるはずのお美乃様もうまく舞えません。

しかし、なぜか、お正様が踊ると滑稽で笑えてしまうのです。

踊りは、魂が関係するので、楽しく踊ることで、面白さが伝わるのです。

お美乃様も三津江も楽しく踊ることができてなかったのでした。

お美乃様は、美しく、その美しさが原因でいざこざに巻き込まれた経験もあり、少し疲れてたようです。

お美乃様は、そんな中、お正様に出会い、周りの人が楽しそうなことに気づきます。

そして、お正様のようになりたいと、そのために今回の法師役を成功させたいと考えていました。

三津江には、子供ができないという悩みもあり、それも楽しく踊れないことに関係してました。

子供ができない悩みに対する三津江と旦那さんのやりとりも心温まる展開で、感動しました。

そんな2人に、お正様は、一つ物申しました。

お正様も悩みはありますが、それはそれと、別の話なのだと諭します。

悩むことと踊ることは、別に考えることができるのです。

でも、楽しく踊ることはできるのです。

お正様

結局、宴の舞は、成功をおさめ、御台様からも褒められたようです。

御次(芸専門のお部屋)の舞よりもうまくできたようで、お正様が言うには、”それはそうでしょう。私たちは天下一の狂言師に習っているのですから”とのことです。

ほっこりする、とってもいいシーンでした!

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小萩(ネタバレ)

小萩は、の名前です。

大奥には、犬猫も結構、飼われていたようです。

犬猫は、大体、身分の高い人に飼われていたので、扱いもすごかったのだそうです。

専用の磁器が台所に置かれ、それぞれ専用の食事を用意されていました。

小萩は、よく台所に来ては、仲居のお蛸さんから食事を分けてもらっていました。

お蛸は、旦那が亡くなり、子供もなく、縁あって奥で務めています。

小萩は、お倫様という御手付きだが、御子に恵まれなかった方に飼われていました。

小萩の子は、表使だった初瀬様と、なんと、御台様に飼われていました。

お佐江は、小姓としてつとめる10歳の女の子です。

少し、年上の姉女中にいじめられながらも一生懸命にやっていますが、時には夜中眠れずに、泣いたりもしています。

そんななか、お佐江は、小萩に出会い、一晩一緒に寝ることとなりました。

その後、小萩は、気が向くとお佐江に、撫でられにきていました。

お佐江は、小萩が、台所に頻繁に現れることを知り、お蛸さんと面識もできました。

お倫様は、優しげな方で、御手付きになって立場があがりましたが、子ができず、上様からの声もかからなくなり、寂しくしていました。

さらに母親も亡くなってしまい、暗い感じだったときに、女中が連れてきてくれたのが小萩でした。

軒先で震えているのを見つけたようです。

小萩が来てからは、部屋が明るくなるどころか、みんな大事なお金を小萩のための鈴や毬などに費やしてしまう始末でした。

ペットは昔から可愛がられてたのですね^^

飼い始めてから5年後に小萩出産したタイミングで、御台様の飼われてた猫が亡くなり、小萩の子が咲姫として新たに飼われることとなったのです。

そして、お倫様の部屋にも活気が戻ってきました。

猫の力は、すごいですね!

そんな小萩もとうとう寿命をまっとうしたのか、亡くなってしまいました。

この小萩の死が、身分の違う お蛸、お佐江、お倫様の縁をつなげるのでした。

小萩の思い出話に始まり、それぞれの生活や人生観の話に発展します。

立場の違う3人が語り合う姿が、とても自然で、納得感があり、感銘を受けました。

その後、お倫様は、御台様の咲姫の子猫をもらい受けます。

つまり、小萩の孫ですね!

皆さんは、大奥づとめ、楽しく読めたでしょうか?

ただひたすらポジティブで読みがいがあり、感動できる近年まれに見る良い小説でした!

僕にとっては!

永井 紗耶子さんの商う狼―江戸商人も読んでみてください^^

ありがとうございました!

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