管理職になったら読んで欲しい!「仕事は楽しいかね?2」
デイル・ドーテンさん 仕事は楽しいかね?2 読みました。
本書は、シリーズ化されていて、漫画での解説本も出版されています。
デイル・ドーテンさんは、1980年に企業し、その会社をマクドナルドやP&G、コダックなど大手有料企業を顧客に持つトップレベルの会社にまで成長させました。
1991年に新聞に執筆したコラムが、注目をあびて、執筆活動を始めます。
執筆活動のかたわらに、講演、従業員訓練、キャリア・セミナーなどを行っているそうです。
仕事は楽しいかね?2 の目次は、こちら ↓
1章 ”ほんもの”の上司に出会ったことはあるかね?
2章 優れた上司は、常にお役所的な体制と戦っている。
3章 優秀な管理職の基本的な仕事は、管理することじゃない。
4章 仕事選びの大切な基準は”いまより幸せになれること”なんだ!
5章 有能な部下は、探すことより探されることのほうがずっと多いんだ。
6章 労働移動率が二十パーセントの企業よりずっと健全だということもある。
7章 仕事は楽しくなくちゃだめだ。職場から笑い声が聞こえてこなければ、きみのやり方は、間違っているということだろうね。
前作の 仕事は楽しいかね? では、空港で飛行場で老人と出会い、遅延の待機中に、教えを受けました。
その老人 マックス と連絡をとりあっているようです。
さぁ、今回は、上司と部下の関係についてがテーマのようです。
仕事が楽しくない方、楽しくしていきたい方、一緒に読んでいきましょう!
仕事は、楽しいですか!?
人材 大事!
皆さん、上司とうまくいっているでしょうか?
上司のこと好きですか?
”ほんもの”の上司とは、「会うのが楽しみで、きみを高いレベルに引き上げてくれる人」とのことです。
そして、”ほんもの”の部下とは、「管理される必要がなく、上司にいい仕事をさせ、部署全体をより高いレベルに引き上げるような部下」のことだそうです。
そして、採用の話になります。
人事部が、紹介している人から選んでいくだけでは、ダメだそうです。
優秀な人は、自分で仕事を探すことは、めったにありません。
そのような優秀な人のところへ出向いて、自分のところへ来てくるれるように説得する必要があります!
そして、優秀な人を口説き落とすのは、簡単ではないようです!
”ほんもの”の上司
”ほんもの”の部下と”ほんもの”の上司が求めるものは、同じのようです。
- 自由
変化
チャンス
マンネリには、ならなさそうですね^^
そして、”ほんもの”の上司の特徴は、
- 部下を信頼する
- みんなをお役所主義から開放してくれる
- 干渉しなかったし、他の人にもさせなかった
部下に自由を与えることは、上司にもメリットがあります。
管理する、命令する義務から解放されます^^
並の上司は、給料で人を雇えると考えます。
そして、チームプレーヤーを探します。
規則で人を管理します。
優秀な上司は、部下の成長を考えます。
職場の充実、仕事のやりがいをどうしたら持ってもらえるか考えます。
規準を設けて、管理をしません。
そして、一緒に働く同志を探します。
注目すべきは、優れた上司は、レストランのパート従業員を雇うにも、優れた人材を探しに出かけるというところだ。そういう人が現れないかなぁと、ただじっと座って待っていたりはしない。・・・どこへ行けば見つけられるかを考え、そういう人たちを口説くべく、活気あふれる職場のことを熱く語ったんだ。
”ほんもの”の部下
有能な上司と部下が一緒になると、上下関係は、なくなって、一つになれるようです。
もと部下が、会社を立ち上げて、上司を部下として招いたという話も紹介されていました。
いい関係ですね^^
優れた部下は、自分に厳しいので、上司は、ほめるだけでいい!
優れた部下は、自分のしたことに責任を取るし、上司を助けてくれる!
優れた部下は、頼む必要もない、察してくれる!
優れた部下は、「何か仕事ありますか?」と尋ねてくれる!
最高ですね^^
ただし、そのような部下を持てるのは、”ほんもの”の上司だけのようです。
ほんものの部下になって、ほんものの上司になりましょう!
いい人才の口説き方
「うちに来て手伝ってくれ」とは言わず、あなたが、欲しいものを手に入れるお手伝いしよう と言った
まず、優秀な人を根気よく探しましょう!
優秀な人は、周りにいるはずです、よく観察してみましょう。
14歳でバイクショップを起業した エリックは、15歳になる頃には、150人の従業員がいて、6つの支店があったそうです。
どういう人を雇うのでしょうか?
なんと、お客さんです。
バイクが好きで、バイクをいじるのが好きでたまらない人たちを雇っていたとのことです。
他にも、口説くのに、10年、2年 かかった話も紹介されていました^^;
自由を100パーセント、興奮を100パーセント上乗せしてごらん。
全国規模で展開する(多分アメリカ)印刷会社の営業所長は、ある女性を雇うために、彼女のことを知ろうと努力を重ねました。
やっと雇える段階になった時、欠員がなかったそうです。
しかし、なんと、彼は、彼女の給料をポケットマネーで払ったそうです!
常識を覆されました;;
彼女であれば、それだけの価値があって、将来的に(金銭的な意味でなくても)還元されると思っていたとのことです。
優秀な人は、職探しなどしないようです。
なので、優秀な人を探し出して、口説く必要があります。
ある重役の方は、意図的にパート職員をたくさん雇っていたようです。
これは、余裕がないからではなく、優秀な人を見つけるチャンスが欲しかったからだったようです。
私立探偵事務所では、こんな求人広告を出したようです。
”求む、スーパーマンまたはワンダーウーマン”
人材会社に頼むときは、「凡人はいらない。卓越した人をよこしてくれ」と言います。
ダメもとでも、来てくれたらラッキーですね^^
優秀な部下が、起業してしまったので、その会社を買収した話もありました(**)
優秀な人を雇えそうな気がしてきました!
解雇について考える
日本では、解雇難しいですが、考えてみたいと思いました。
解雇と採用を繰り返すことで、どの基準を求めているかわかるというメリットがあるようです。
(アメリカらしい考え方かもしれません。)
また、解雇が双方のためになるエピソードも紹介されていました。
優秀だった部下が、恋に落ちたために、仕事に身に入らなくなりました。
何度か話し合ったのですが、仕事に集中できずに、解雇になりました。
しかし、環境が変わったことが、彼女の立ち直るきっかけになりました。
そして、再び、会社に戻ってきて、欠かせない存在になったそうです。
解雇でなくても、環境変えるのはありかも!
感想
最初に本書を読んだのは、5年以上前でした。
その時の付箋が、二箇所しか貼ってありませんでした。
5年経って、立場が変わったのでしょうか?
再読すると、また違ったところに目が行きました。
再読してよかったです!
本書では、成績の悪い部下に辞めてもらい、優秀な人を採用する。 という記述がありました。
この辺は、アメリカらしいですね^^;
日本では、難しいかもしれません。
しかし、確かに、優秀な人が、周りにいれば、楽しいかもしれません^^
僕も、楽しい!と思う時は、確かに優秀な人が一緒です。
下記に挑戦します!
- 出会った中で、優秀だった人のリストアップ
- リストアップした人たちに、声をかける
- どこに行けば優秀な人に会えるか考えて、そこに行く
- ルーティンな業務は、できるだけアウトソースしようと思いました。
”ほんもの”の部下と上司を目指します!
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました!
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