なるほど!モノが多い部屋が狭い時間がないでも、捨てられない人の捨てない片づけ
片づけは、まず、捨てることと勝手に考えていました。
しかし、言われてみれば、捨てないで片づける方法もたくさんありそうです。
今回は、捨てない整理収納アドバイザーである米田まりなさんが書かれた「捨てない片づけ」を読んで学んでみました。
米田まりなさんは、「所有のデータ化」をミッションとした株式会社サマリーで所有欲と住まいについてのリサーチ、データ分析に携わっているようです。
*サマリーのサービスは、こちら!データ分析する中で、所有欲には、大きな個人差があるということに気づきました。
一般的に、片づけの本を読むと王道とされるのは、「捨てる片づけ術」です。
確かに、モノは、どう考えて捨てていくかという方向に偏ってる気もします。
*捨てたい人は、こちらも参考にしてください。
本書によると捨てられる人もいるし、捨てられない人もいるので、その人にあった片づけを選ぶべきと言われています。
私たちの住む現代の家は狭いので、モノを減らさなくてはいけないというジレンマに悩みがちです。
しかし、米田さん曰く、モノが多くても、家が狭くても、片づけが苦手でも、捨てられなくても大丈夫のようです!
捨てたくない、けど、片づけたい人、一緒に頑張りましょう!
4つの分類
大きく4タイプに分けることができるようです。
本書では、チェックリストもついていて、自分の分類を確認することもできます。
まず、秘密基地住人とされている人たちは、モノへの愛情が強い一方、整理収納意識の低い人のことです。
部屋が好きなものであふれ、楽しいのですが、掃除がしにくい環境となりがちです。
これらの人たちは、まず片づけのための「マインドセット」を整える必要がありそうです。
次に、カリスマ収納職人と分類された人は、モノへの愛情が高く、整理や収納の意識も高いです。
収納ブームをリードする存在ですが、物理的にモノが多くなりがちで、片づけに時間をとられる傾向にあります。
3つめは、ミニマリストの方々です。
モノへの愛情が弱く、整理収納意識が高いため、部屋がいつでも機能的です。
定期的にモノの置き方を見直すことで、さらに高みを目指すことができます。
最後は、ゴミ館仙人と呼ばれています。。
モノへの愛情が弱く、整理収納意識が低いので、部屋が不要なモノであふれています。
しかし、モノへの愛情が弱いので、片づけようと思えば、すぐ片づくそうです。
片づけることで、モノへの愛情を見直すことができるかもしれません、とのことです。
僕は、秘密基地住人ですかね。
私は、ミニマリストです!
4つの心がまえ
捨てない片づけのために、従来の片づけと違った4つの心がまえが紹介されています。
まず、「たくさん捨てること」をあきらめることです。
捨てた量ではなく、「残したモノの質の高まり」を、ゴールにします。
次に、部屋の大きさは無視して、モノの「整理」に専念します。
収納量とは関係なく、そのモノが、自分にとってどんな意味があるのかを見つめ、整理します。
3つ目に、一気に片付けず、1日3時間までとします。
正しい判断がつづくのは、3時間が限界です。
「1日3時間」までと時間を区切り、少しずつ整理を進めていきましょう。
気づいたときに、いつの間にか片づいてると感じられるのが理想です。
最後に、自分が何を愛しているのか把握することです。
愛するモノとは、見てるだけでテンションがあがるものです。
自分の周りのモノをどれくらい愛しているのか、ランキングをつくってみましょう。
愛が深いものは、片づけるのに時間がかかるため、作業の後にまわしましょう。
家電大好き!
従来の片づけの本は、ミニマリストを目指すための設計になっています。
そのため、機能的な環境を整えるため、モノを潔く捨てる必要があります。
この方法は、モノを愛する捨てられない人には、向いていなかったのです。
この4つの心がまえで、片付けをしていきましょう!
4つのステップ
「捨てない片づけ」では、クローゼット、リビングなどの場所ではなく、「本」、「食器」「服」などのカテゴリに着目します。
そして、4つのステップを踏んで、片づけを進めていきます。
まず、片づけの見積もりを行います。
カテゴリごとに、どのようなモノがあるのかを確認し、量を測り、順番を決め、どのくらいかかるか見積もります。
次に、整理をします。
片づけるものをすべて一度、箱に詰めて、モノに向き合い、取り出します。
出す際に、2×2の4つの軸で分類をします。
「使う・使わない」、「愛してる・愛してない」の2×2の4つです。
3つめは、収納です。
カテゴリーごとに整理したときに分類したモノ単位で、定位置を決めます。
使うものは、取り出しやすい位置に、収まらないものは愛着度で場所を決めていきます。
最後に、整頓です。
日常生活で、整頓を定着させていきます。
「使ったら元に戻す」、「週末に部屋を元に戻す」とルールを決めます。
この整頓が、うまくまわらなければ、また、散らかることになります。
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