ホテル業界のスター?AI 企業?OYOとは?
皆さん、OYO(オヨ)というサービスを聞いたことがあるでしょうか?
OYOは、ホテル業界のスターとされている企業です。
2013年にインドで創業・設立されたホテル運営のプラットフォーム企業です。
世界の80カ国で、110万の部屋を有し、世界2位の規模なのです。
そんなOYOですが、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先となり、日本にも進出されています。
OYO Japanは、「好きなときに、好きな場所へ」のコンセプトのもと、宿泊事業「OYO Hotel(オヨ ホテル)」の運営を、2019年に開始しました。
全国200以上のホテルや旅館を、「OYO Hotel」と「OYO Ryokan」の2ブランドで展開しています。
*OYOのサービスは、こちら!OYOのホテル運営とは?
OYOでは、フランチャイズ契約でホテルを運用しています。
OYO自体は、ホテルを所有していません。
フランチャイズ契約したホテルに対して、一部の資金を提供したり、ローンによって、OYOの基準に改装し、付加価値を提供します。
また、OYOのブランドとして、アプリやWEBサイトで予約が可能になります。
OYOには、「プロパティ・マネジメント・システム」や「オヨ・アセット・マネジメント」アプリのようなシステムをフランチャイズに提供し、運用をサポートします。
OYOは、客室がうまるかどうかにかかわらず、契約に従って、月々の客室支払保証や最低売上保証をします。
逆に、フランチャイズのホテルは、売上によって手数料をOYOに支払うという仕組みです。
最低保証は嬉しいですね。
AI テクノロジー企業!
ソフトバンクでは、AIに力を入れていますが、OYOも同様に、AIなどの高いテクノロジーを活用しています。
宿泊供給データなどをAIが解析して、宿泊需給を予測分析します。
そして、その結果に応じて料金を変動させ、事業展開する地域での需要と供給を最適化します。
1時間毎に14万件のデータを解析し、1日に5000万件(1秒730回)くらいの価格の最適化を行ってるそうです。
オヨ!すごいですね!
AI は、客室のインテリアデザインも最適化することで、稼働率を上げることにも役立っています。
どのようなインテリアデザインが、稼働率アップにつながるのかを分析しているのです。
価格設定やデザインの他にも、供給目標、収益予測、イメージ評価、監査など、ホテル運営の様々なシーンにAIを活用しています。
フランチャイズは、これらのAI技術の恩恵を受け、経営の効率化や収支改善に役立てられるのです。
全世界で利用可能な客室数は、1.6億室とも言われているそうですが、その90%以上が、OYOのプラットフォームにのる可能性があると経営者が言っていた時期もあります。
90%のホテルは、150室未満の中小ホテルです。
その中小ホテルは、OYOのプラットフォームにのることで、大手ホテルとの競争力を高められるのです。
日本でのサービスも2019年4月から7ヶ月で5200室となり、平均稼働率は、80%と順調でした。
今後、コロナが落ち着いてからが楽しみですね!
ありがとうございました!
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