全自動!?中国の24時間無灯のスマート工場!
中国では、様々なテクノロジー革新が進んでいます。
中国では、政府が率先してテクノロジーを取り入れる取り組みを進めています。
「規制ではなく、試行」を基本スタンスとし、最初から規制するのではなく、まず実験的に参入を認め、問題が表面化したら規制するという意味です。
アメリカは、アルゴリズムによってサービスの品質を改良するのに対し、中国では実データを使って品質を改良しています。
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そんな中国のチャイナテックでは、すでに、24時間無人で電気の灯りもついていない工場が存在するというのです。
全自動、無人の工場
中国の家電メーカーであるハイアールはすべての家電製品の製造工程で、標準化、モジュール化、自動化、スマート化を実現しています。
ハイアールは、中国内陸の山東省青島市に本社を置くグローバル企業です。
2009年から大型白物家電ブランド別販売台数世界一を誇り、売上は4兆円を超えています。
このハイアールでは、完全自動化のためにロボットを導入し、工場は無人となっています。
無人のため、灯りも必要なく、中国では「24時間無灯スマート工場」として知られているそうです。
ロボットなので、24時間365日働けますね!
製品を受注すると生産ラインがアレンジされ、各モジュールへ製造、組み立て、出荷まで指令が行われます。
この生産ラインでは、同時に500種類の組み合わせの生産が可能とされています。
CM2というビジネスモデル
このハイアールの自動化は、CM2というビジネスモデルの取り組みの一環です。
アメリカでは、D2C(Direct to Consumer)というビジネスモデルが登場しています。
問屋や小売の仲介者を介さずに、事業者が消費者に直接販売するというものです。
「モノではなく世界観を売る」というコンセプトのおかげで、消費者の支持を集め急成長したとされています。
一方、中国のC2M(Customer to Manufacture)では、消費者ニーズを的確に把握した事業者が仲介役として消費者と製造業者をつなぐビジネスモデルです。
事業者は、大手メーカであったりプラットフォーマーであることが一般的で、ビッグデータをもとに、消費者ニーズを的確に把握して、製品を企画することができます。
消費者から準オーダメードの形で直接受注を受けることもあります。
D2C同様に流通コストも抑えることができ、在庫や売り残りもなくなり、製造コストを大幅に削減することができるのです。
C2Mは、消費者起点のモデルなのですね!
大手家電メーカーのハイアールでも、このC2Mを取り入れ、家電にオーダメードを導入して業績を伸ばしているということです。
他にも、スマートフォン決済、フィンテック、配車アプリ、ライドシェア、民泊などさまざまなビジネスが、中国のテクノロジーによって開花しています。
BATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)だけじゃない、中国の9つのテック企業が、チャイナテックで紹介されています。
皆さん、ぜひ読んでみてください。
ありがとうございました!
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